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延着の保険金とEU261の補償、両方もらえるのか

読了 1 分 著者 FlightSIM Team
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延着の保険金とEU261の補償、両方もらえるのか

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海外旅行保険の「航空機寄航・遅延費用」などの延着補償と、EU261に基づく航空会社への補償請求は、法的根拠も請求先も異なる別の制度であり、原則として両方を請求できる。 片方を受け取ったからもう片方は請求できない、と考える必要はない。

保険金は「保険会社との契約」

海外旅行保険の延着補償は、加入した保険契約に基づき保険会社に対して請求するものだ。多くの商品は一定時間以上の延着が確定した時点で、食事代や宿泊費などの実費、あるいは契約で定められた定額を支払う。請求には航空会社が発行する延着証明書が必要になることが多く、金額や対象となる延着時間は加入した商品ごとに異なる。

EU261は「航空会社との関係」

一方、EU261(2026年時点でも最終目的地への到着が3時間以上遅れた場合に距離に応じた補償を定める枠組みとして運用されている)は、対象となる便の運航条件を満たす場合に、航空会社へ直接請求する法的な権利だ。請求の相手も根拠条文も保険とは完全に別で、保険に入っていたかどうかはEU261の請求資格に影響しない。

なぜ「両方は無理」と誤解されるのか

保険会社によっては、他の手段で同じ損害分をすでに回収している場合、その部分の保険金を差し引く(他の制度による補填分との重複を避ける)条項を設けていることがある。この「重複分の調整」という保険特有の仕組みが、「どちらか一方しか受け取れない」という誤解につながりやすい。実際には、保険金とEU261の補償は対象としている損害の性質が異なることが多く、請求する順序や保険会社への報告の仕方次第で、両方を無駄なく受け取れる。

保険の種類によって対応が分かれる

クレジットカードに付帯する海外旅行保険と、個別に契約した海外旅行保険とでは、延着補償の有無や条件が異なることが多い。カード付帯の保険は自動的に加入しているつもりでも、利用条件(航空券を対象カードで購入したかどうかなど)を満たしていないと補償の対象外になる場合があるため、出発前にカード会社の規定を確認しておきたい。

複数の保険に加入している場合(例えば自分のカードと同行者のカード、あるいは個別契約の保険を併用している場合)は、どの保険からどの順番で請求するかによって受け取れる総額が変わることもある。迷った場合はそれぞれの保険会社に事前に相談しておくと、延着が発生した後の手続きがスムーズになる。

請求の順番の目安

状況先にすべきこと
延着が確定した直後航空会社に延着証明書の発行を依頼する
証明書を受け取った後保険会社とEU261の両方に、証明書を添えて請求する
保険会社から重複調整の説明があった場合何がどう重複しているかを書面で確認する
判断に迷う場合保険会社のコールセンターと航空会社の両方に問い合わせる

延着中にやっておきたいこと

延着の瞬間に延着証明書の発行を航空会社のカウンターで依頼し、保険会社のサポート窓口に電話で第一報を入れておくと、後の請求がスムーズになる。どちらの連絡にも通信手段が必要で、空港wifiが混雑する時間帯は繋がりにくいこともある。eSIMを出発前に用意しておけば、延着が判明した瞬間から連絡を進められる。ヨーロッパ行きのプランは料金ページ、EU261の補償額の詳細はこちらの記事にまとめている。

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